キャッシングのATM手数料はいくら？利息や遅延損害金など別でかかるお金も解説

キャッシングは「今すぐにでもお金が必要」というときに、現金を借りることができる便利なサービスですが、一方で、気になるのはATM手数料や利息などの手数料がいくらになるのかというところです。そこで今回は、キャッシング利用時のATM手数料だけでなく、利息や、万が一返済に遅れてしまった場合の遅延損害金についても具体的に解説します。さらに、各種費用を抑える方法も紹介します。

キャッシングとは

そもそもキャッシングとは、銀行やコンビニのATMなどを利用して、現金を借りることができるサービスの総称です。キャッシングを行うには、主に2つの方法があります。キャッシング機能付きのクレジットカードを利用する方法と、カードローンを利用する方法です。

普段の買い物で使っているクレジットカードには、ショッピング利用枠のほかにキャッシング利用枠が設定されている場合があります。このキャッシング枠を使って借入れするのが、クレジットカードを利用したキャッシングです。すでにキャッシング枠が設定されているか否かは、利用中のクレジットカード会社のホームページやアプリなどで確認することができます。また、すでに設定されているキャッシング利用枠の増減が必要なときは電話やアプリなどからクレジットカード会社に問い合わせるようにしましょう。

カードローンは、現金を借りることに特化したキャッシング専用のサービスです。カードローンを提供する金融機関と契約をしてお金を借りる仕組みであり、年間の収入や他の金融機関からの借入れがいくらあるかなどを踏まえ、金融機関が審査します。審査の結果で、カードローンが利用できるか、また、いくらまで借りられるかが決まります。

キャッシングにかかる費用とは

キャッシングをすると借りた金額の返済に加えて、主に下記３つの費用が必要となります。

利息

キャッシングにかかる１つ目の費用は利息です。キャッシングでお金を借り、お金を返済するときには、金融機関が定めた金利（実質年率）から計算した利息を加算して返済することになります。キャッシングの上限利息は利息制限法によって定められていますが、実際の金利はカード会社によって異なります。

【利息制限法による上限金利】

関連リンク： 利息（金利）の計算方法

ATM手数料

キャッシング時にかかる費用には、ATM利用手数料もあります。キャッシングでお金を借入れするときや返済するときに、カード会社と提携しているATMを利用すると、その都度ATM手数料がかかる場合があります。

ATM利用手数料は、提携ATMの種類や利用金額によって異なりますが、一般的なATM利用手数料は、以下のとおりです。

関連リンク： 手数料について

遅延損害金

３つ目に、遅延損害金があります。遅延損害金とは、支払いが遅れたときに、通常の利息とは別に支払わなければならない手数料です。決められた返済日の翌日から遅延損害金が発生しますが、支払いに遅れなければ支払う必要はありません。

支払いが遅れると、支払期日の翌日から支払い完了となるまで利息の上限金利の1.46倍の実質年率（貸金業者の場合は年20.0%が上限）の遅延損害金が発生するため、公式アプリ（アコムであれば「myac」というアプリ）などのマイページで返済日をこまめに確認して、返済遅れにならないことが大切です。

また、返済日を忘れてしまい返済が遅れてしまった場合は、気づいたときにすぐ支払いましょう。返済の目処が立たない場合は、すぐにカード会社に相談しましょう。

関連リンク：返済が遅れてしまうと、どうなるんですか？

キャッシングでかかる費用を抑える方法

キャッシングの手数料を安くするには、利息を抑える方法、ATM手数料を抑える方法、遅延損害金を抑える方法とがあります。

まず、これからお金を借りる場合は、借りる額を必要最少限の額にすることで、利息の負担を抑えることができます。必要以上に借りると、利息の負担が増えます。カードローンに無利息期間がある場合には、利用条件に合うかをあらかじめ確認して、無利息期間を活用することでキャッシングの利息を安くできます。

また、借りるときと返すときそれぞれで手数料が無料となる方法や、手数料額が少なくなる方法を選択すれば、ATM手数料は安くなります。

返済期日に遅れないように返済を続けることでも、遅延損害金を支払わずに済ませることができます。安い手数料となるように、借入れや返済方法を工夫してみましょう。

キャッシングの返済シミュレーション

キャッシングを利用すると、以下の計算式で算出した利息が発生します。

利息＝キャッシング残高×借入利率（実質年率）÷365日（※1年の日数）×利用日数

（※）うるう年の場合は366日

例えば、キャッシングで10万円を借り、借入利率（実質年率）18.0%、30日間利用すると利息は以下となります。

利息＝10万円×18.0％÷365日×30日＝1,479円（1円未満切り捨て）

利息は自分で計算することもできますが、返済シミュレーションを活用するのも一つの手です。

アコムなら、「毎回、いくら返済すればいいのか？」「どのくらいの期間、返済すればいいのか？」を知りたいときに、借入希望額と借入利率（実質年率）と返済回数や返済金額を入力して、返済シミュレーション ができます。

キャッシングを利用する前に返済計画をシミュレーションしておくことで、毎月のおおよその返済額が把握でき、返済計画が立てやすくなります。無理な借入れをして返済が苦しくならないように、あらかじめシミュレーションしてみましょう。

最短即日融資！アコムのキャッシングサービス

アコムのキャッシングサービスでは、借入れ可能かどうかがすぐにわかる、3秒診断 を導入しています。パソコンやスマートフォンからサイトにアクセスし、年齢と年収、他社からの借入額を入力し「診断開始」ボタンを押すだけで、24時間365日診断が可能です。

診断後は、インターネット申し込みをすると審査が行われ、最短20分で借入れが可能となります（※）。急な出費にも対応できるため、他の融資制度が利用できない場合などに上手く活用してください。

（※）お申込時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。

まとめ

キャッシングは、お金をなにに使うかと金融機関に言わずにお金を借りることができるサービス。カードローンやクレジットカードのキャッシング機能を利用して、お金を借りることを指します。キャッシングではATM手数料や利息などがかかるので、無利息期間キャンペーンの活用や、できるだけ早く返済するなど、手数料を安くする工夫が必要です。

アコムでは、当社ATMを利用すると、借入れや返済時のATM手数料が無料です。また、ATM利用手数料がかからないWeb返済サービスや、口座振替サービスも活用してみましょう。


執筆者：杉浦 詔子

みはまライフプランニング 代表 ファイナンシャルプランニング技能士1級、ＣＦＰ®、産業カウンセラー、キャリアコンサルタントとして、働く人の生活が豊かになるよう個別相談などで支援を行っている。